梅毒・HIVなどの性感染症のまん延を防止するために

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厚生労働省は厚生科学審議会感染症部会に対し、性感染症と
エイズ(=後天性免疫不全症候群)に関する小委員会を設け、
特定感染症予防指針の見直しに向けた検討を行うことを提案し
ました。

 

◇ 提案の理由
 性行動の多様化の時代で、予防やまん延防止を推し進める
必要があると判断した。

 

特に近年では若年層で梅毒などの発生割合が高く、報告数が
突出している。

 

梅毒の今年の患者報告数は10月2日時点で3284人。
感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多くなりました。

 

昨年1年間では2660人の報告数と比べると異常に増えています。

 

 エイズ患者や新規HIV感染者の報告数については横ばいで
あるが、厚労省は「抗HIV療法の進歩により患者の延命が図られ、
長期・在宅療養等の新たな課題も生じている」と指摘。

 

HIV感染について治療技術が進歩した結果、このような変化が生じて
エイズと性感染症の2つの特定感染症予防指針を見直す必要が
あると判断しました。

 

早ければ今年度内にも予防指針を改正する見通しです。