梅毒検査と安心の同時検査

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安心の同時検査と重要性

 梅毒と感染経路が同じ病原体はHIV(エイズウイルス)、クラミジア、淋菌などがありますので、同時検査で確認しておくのが安心です。

 

梅毒はもちろん、HIV、クラミジアや淋菌は感染初期やその後に発症しないケースや特定できる症状に気付かずに見逃してしまいがちです。
重症化する危険がありますので注意が必要です。

 

各種の性病症状について詳細


多項目セットの検査キットは、一度にまとめて検査物を提出します。

 

時期を分けて採取することはできませんので、すべての項目が検査可能になる時期を把握しておく必要があります。
早期に検査を行いたい場合は個別の検査キットを検討しましょう。

 

こちらは検査項目と検査時期についてまとめられていて、HIV検査については特に詳細に記載されていますので参考になります。

 

さらに詳しく多項目検査セットとそのタイミングについて、詳細に知ることができるのがこちらのサイトです。

 

梅毒検査と安心の同時検査

多項目検査キットでどれを選ぶか迷う方にはこちらが参考になります。Q&A方式で最適なキットが見つけられます。

性感染症の検査可能日と潜伏期間

複数の検査をする場合は項目によって検査可能な時期に違いがあります。

 

検査項目
【病名】

感染後の検査可能日 潜伏期間 コメント

クラミジア
【性器クラミジア】

2~3日後 1~3週間

無症状の例が多く不妊症など重篤化する場合があります。
感染力が強く淋菌と同時感染も珍しくありません。

淋菌
【淋病】

2~3日後 2~7日

無症状の例が多く不妊症など重篤化する場合があります。
感染率が高くクラミジアと同時感染が珍しくありません。

HPV(ヒトパピローマウイルス悪性型)

【子宮頚がん】

2~3日後

1~数カ月(平均約3か月)

子宮頸がんの発症率は20~30代にかけて増加傾向にあります。
一度は検査が望ましい項目です。

梅毒トレポネーマ
【梅毒】

1カ月後 3週間

初期症状は痛みもなく発症し、2~3週間で自然に消失してしまいます。
見過ごされやすく要注意です。(第1期梅毒症状)

HIV
【HIV感染症/
エイズ】

3カ月後
詳細はこちら

数年~10年以上 (近年いきなりエイズも出現)

初期症状は発熱や咽頭炎など風邪様の症状と間違いやすい傾向にあります。
ほとんど気づかないのが現状です。

HBs抗原
【B型肝炎・肝硬変】

3カ月後 1~6カ月(平均90日)

感染力が強く慢性化するケースがあります。
未受診者は一度は確認検査が望ましい項目です。

HCV抗体
【C型肝炎・肝がん】

3カ月後 2週間~6カ月

初期は無症状の経過を辿る場合があります。
未受診者は一度は確認検査が望ましい項目です。

※検査可能日と潜伏期間について
 感染後の初期では検査で感染の有無が判定できない期間があり、これをウインドウ期と呼び、検査可能日はこのウインドウ期を過ぎた以降の日になります。
 潜伏期間と混同しがちですが、潜伏期間は「病原体に感染してから症状が出るまでの期間」です。

 

やっかいな性感染症

●HIV
 梅毒に感染しているとHIVに感染する確率は高くなります。

 

HIVはエイズへ進行する原因ウィルスですが、一度感染すると既存の治療法では完治できなく、早期発見早期治療がその後のQOL(生活の質)を左右しますので、必ず同時検査をすることをおすすめします。

 

●クラミジア
 1回の性交渉で約50%と高率で感染します。

 

クラミジア・トリコマチスという細菌によって、粘膜を介して感染しますが、無症状でいる男女性も多く、女性では不妊症になりやすい傾向が強いので同時検査をおすすめします。

 

●淋病
 クラミジアとの同時感染率は約30%と高率です。

 

淋病患者は性器クラミジアと感染経路がほぼ同じのため同時感染しやすく、感染者によっては無症状に経過して重篤化するケースがあります。
オーラルセックスによる感染など、口腔からの感染もありますので見落とせない検査項目です。

 

●尖形コンジローム
 尖圭コンジローマは、「良性型」と「悪性型」に大別され、ヒトパピローマウイルス(=HPV)が原因となります。

 

性行為でなくても皮ふや粘膜の傷口から感染することもあります。

 

悪性型のHPVは女性では子宮頸がん、男性では陰嚢がんを発症するウイルスの型がありますので検査で確認しましょう。

 

良性型のHPVは肛門や性器のまわりにイボができます。
肛門部は自分で確認しづらい部位になりますのでやっかいです。

 

男性は陰嚢やペニスを覆う皮の内側にできる場合があります。
女性は性器の内外にできますが、注意しないと気が付かない場合もあるので見過されやすい症状です。

 

●B型・C型肝炎
 B型肝炎ウィルスは感染力が強く、生理期間中の血液や精液を介して感染していきます。

 

感染後に治癒する人と、ウイルスが肝臓に住みつづける人(=キャリア状態)に分かれます。

 

キャリア状態の一部は慢性肝炎に移行し、肝硬変、肝がんに進行するので感染後の定期検査と治療が必要となります。

 

C型肝炎ウィルスは感染性は高くありませんが、感染後は慢性肝炎へ移行する傾向が強く要注意です。

 


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