梅毒検査を受ける際の注意点
キットはTPHA法(梅毒トレポネーマ赤血球凝集反応)検査のため、
受けるにあたり次の注意が必要です。
感染後に約3週間の潜伏期間があり、感染の可能性があった日より
1ヵ月以上経過のちに検査してください。
「現在感染している」と「過去に感染暦があり完治している」方の両方で
「陽性」反応がでますので、梅毒に罹っていたけど今は治っている方には
不適切な検査法となります。
『今まで調べたことはないけど、性交渉で梅毒感染の心配をしている方』、
『陰部にできものが出来てしまったが、もしやこれは梅毒では?』と
不安になっている方におすすめです。
梅毒によって生じた陰部の傷は、HIV(エイズウイルス)感染経路になると同時に、
感染力の強いクラミジア感染症にも罹りやすくなります。
梅毒に感染しているとHIVに感染する確率は2~5倍に高くなり、
米国では梅毒感染者が多い地域でエイズ感染者も多発しています
ので、多項目の同時検査をお勧めします。
各社梅毒検査キットの料金・商品
メーカー |
料金 (税込) |
商品名 (各キット詳細ページへ) |
---|---|---|
3,240円 |
STDチェッカー タイプK (男女共用) | |
3,300円 |
梅毒検査(キット) | |
3,600円 |
梅毒検査(キット) 簡易書留 | |
4,420円 |
梅毒検査 スタンダードパッケージ | |
3,130円 |
梅毒検査 ローコストパッケージ |
上のメーカー名をクリックするとそのメーカーの詳細へ移動します
見すごしやすい初期の梅毒症状
梅毒は治療しなければ、第1期、第2期、(潜伏期)、第3期、第4期と段階的に進行します。
そして感染症は何年も続き、心臓や脳の障害を引き起こし死に至ることもあります。
しかし今ではペニシリンのような抗生物質を使うことによって梅毒は治療できます。
このペニシリンは梅毒の病原菌を殺傷しますが、感染による器官の損傷を修復する
ものではありませんので、早期発見で早期治療することが大切です。
梅毒の症状は感染の3~4週間後に始まります。
第1期には、感染部位に痛みのない「下疳(げかん)」と呼ばれるびらんや
潰瘍(かいよう)が陰茎、外陰部、腟などの性器やその周辺にできます。
第1期梅毒疹は2~3週間で自然に消失してしまうため、治ったものとして
見過ごされてしまいがちです。
しかしこの時期に発見が遅れると第2期へ病状が進行してしまいますので、
早期発見に努めなければなりません。
また梅毒は第1期と第2期が非常に感染しやすい時期で、梅毒にかかっている
相手との1回の性行為で感染する確率は約3分の1にもなります。
感染経路は腟や口の粘膜または皮膚の傷口から体内に入り、数時間のうちに
付近のリンパ節に達した後に血流に乗って体中に広がります。
厚生労働省の発表によると、近年の梅毒の感染率は年々増加の一途を
たどっていますので、思い当たる場合は念のために検査確認をおすすめします。
- (2017/02/09)梅毒感染の治療薬にペニシリン使用の方向性を更新しました
- (2017/02/03)キスでも感染する梅毒感染力の強さを更新しました
- (2017/01/16)梅毒感染者が4,000人突破|若年女性者に急増目立つを更新しました
- (2017/01/12)動画でわかる検査キットを更新しました
- (2016/12/19)中国人の爆買い来日の置き土産を更新しました